「輪島塗」職人を目指す女性の覚悟「またここで工房を始めたい」輪島市・朝市通りの火災で父の工房が全焼 伝統の技の継承も課題【news23】|TBS NEWS DIG
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- Опубликовано: 16 окт 2024
- 石川県輪島市の伝統工芸・輪島塗。職人を父に持ち、自らも職人を目指す余門美晴さん(23)は、朝市通りで起きた火災で父の工房を失いました。市内にある輪島塗関連の事業所は9割が何らかの被害を受けている状態で、伝統の技の継承も課題となっています。
■「全部燃えてしまった…」 輪島塗工房が焼失、見習い女性の覚悟
およそ200棟が全焼した石川県輪島市の朝市通り。余門美晴さん(23)の自宅はこの一画にありました。
――車もご自宅の車ですか?
余門美晴さん
「これは自分が乗ってた車です」
あの日、炎が燃え広がる様子を、避難していた車のテレビで見たという余門さん。自宅の被害を確認したのは1月3日の事でした。
余門美晴さん
「全部燃えてしまったので...考え出したらきりがないので...」
家だけでなく、家族の暮らしや思い出まで奪い去った火災。唯一、変わらない姿で残っていたのは「余門漆芸工房」と刻まれたこの表札でした。
余門さん
「半分が仕事場で、2階と奥が住むスペースになっていました。ここを買ったのがお父さんなので、ショックは大きかったと思います」
余門さんの父・晴彦さんは、国の重要無形文化財に指定されている伝統工芸「輪島塗」の塗師です
木製のお椀に漆を何度も塗り重ね、光沢と強度を引き出していきます。父親の技を間近で見てきた余門さんも自然と輪島塗の職人を目指すようになっていました。
余門さん
「(子どもの頃から)お手伝いをするのも楽しくて、好きだったんですよ、つくるのが。そこで自分もやろうって」
■見通せない再開 伝統の技継承に大きな課題
余門さんが伝統的な技法を学ぶため通っているのが、輪島漆芸技術研修所です。9人しかいない漆芸の人間国宝が講師を務め、日本の漆文化を次世代に伝えています。全国から集まった研修生37人が在籍していますが、地震後、再開の目途は立っていません。
余門さんは、研修所の再開に備え地震で倒れた棚や、用具が散乱した教室を一つひとつ片づけてきました。
余門さん
「早く(再開)できればいいなと思うんですけど、上下水道とか復旧するのにすごく時間がかかると言っているので」
この研修所の所長で、人間国宝の小森邦衛さんはこう懸念を示します。
重要無形文化財保持者(人間国宝) 小森邦衛さん
「研修所は日本全国から集まってきますので、今の状態で住める場所があるのか。今、研修所に通っている子の半分以上が全壊のアパートに住んでいるわけですよ。その人たちが漆を諦めると言うのは、私にとっては非常に耐えられないこと」
さらに、市内ある輪島塗関連の事業所の9割が何らかの被害を受けている状況で、今後どう伝統の技を継承していくのかは大きな課題になると話します。
小森邦衛さん
「工場を再建するのに1年くらいかかる。そこから作品が仕上がってくるには、1年半ないし2年くらい掛かってくる。その間、職人さんが耐えられるか。生徒たちは研修所を卒業した後も、職人に習いながら、修行をしていく時期が必要なわけですよね。その人たちをどうやって育てていくか」
こうした不安の解消に繋がるのでしょうか。政府がきょう、正式に決定した支援策には伝統産業の立て直しに向けて、道具や原材料の確保に必要な費用を最大1000万円補助することなどが盛り込まれました。
職人見習いの余門さん。困難な状況に立ちながらも「輪島塗の伝統」を受け継ぐ覚悟です。
余門さん
「またここで工房を作って始めようと、みんなで話しているので。いつになるかわからないけど、気持ちだけはあるので」
■「能登地方は割引率70%を検討」 政府の観光支援・伝統工芸支援は…
藤森祥平キャスター:
1月25日に正式決定した政府の支援パッケージを見ていくと、輪島塗などの伝統的工芸品産業には、最大で1000万円の補助も盛り込まれています。しかし、輪島漆芸技術研修所の所長・小森邦衛さんはこのように話しています。
輪島漆芸技術研修所の所長・小森邦衛さん
「非常にありがたいが、輪島塗は器を作る人や塗る人など分業制なので、1000万円では足りない業者もいる」
さらに観光支援策として、3月から4月にかけて、石川・新潟・富山・福井の4県への旅行代金を割引く「北陸応援割」も導入することが発表されました。
被害の大きかった能登地域での応援割については、復興状況を見ながら、より手厚い旅行需要喚起策を実施するとしていて、岸田総理は「割引率を70%にすることなども検討したい」と述べました。
小川彩佳キャスター:
この支援策をご覧になって、どのように受け止めますか。
浜田敬子さん:
もちろん観光で成り立っている人が多い地域なので、旅行支援策というのは意味がないわけではないと思います。
しかし今は、その旅行に行く人たちは「全額自分で払ってでも行こう」と思う人が多いと思います。旅行割に使うお金があったら、直接被災地の生活再建・産業復興に使ってほしいというふうに思います。
支援策を考えるときに二つ大事な点があると思っています。
一つは「地元のニーズをきちんと汲み取っているのか…(newsdig.tbs.co...
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職人さんがんばってね
分業制の問題点やな、1ヶ所が欠けると成り立たなくなる
エネルギーを注いだもの、データ量の多いものと向き合えることは、豊かな感性を育んでくれるように思います。
皆様のこれからの活躍を祈っています🌼
コメ欄冷たすぎだろw
日本が衰退するのも納得だわ
今回は事業所に最大15億円の補助があるから助かります。
仕方ない、今の60代はおじいちゃん世代のやり方を続けることしかできない。その分、若い世代が負担させられて、働かせられている現状。
年寄りに付いていくと自滅します
30年前に教えてもらいました。
京都/西陣織の2月の川での洗い作業など厳しい仕事は人手不足で北朝鮮労働者無しには不可能と言われています。西陣織は分業制の極みの一つですね。
これからは職人は不要で、工場のオートメーションで作れば良いと思います。
職人の人達はデザイナーや工場の生産管理に転職へ。
日本人同士で勝手に潰し合って自滅してくれるんだから、わざわざ反対する理由なんて私たちにはないでしょ。日本の衰退に不都合なことでもあるの?
リニア新幹線の内装材として輪島塗の部材をかつようできないか。世界の高級感ある、列車の内装としの活用し、富裕層達に気付きと利用を促されないかと思います。素人考えですが。
優先順位はどこへ。伝統文化は職人ではなく。地域住民の営みから生まれ、変遷を遂げ今に至るはず。まずは地域の人間へ焦点をあてるべき
食器メーカーと提携して工場で物を作れば良いんじゃないかな
職人の人達は製品企画やデザインとか、上流の仕事に転換していけば工房が不要になるし給料も上がるよ
当事者にちゃんと話を聞かないでお見舞金程度の金額だけ贈ることだけ決めたという印象しかない…。
伝統工芸品が消えていく大きな理由は後継者不足の問題もあるが、後継者を育てても用具や地元特産品の原材料不足で消えた事例が多いのです。
また知識や技能だけでなく、地域の気候風土や極めて専門性の高いサプライチェーンがあってこその伝統工芸なので、離れた別の土地に引っ越して輪島塗を作れば良いというのはハードルが高いでしょうね…。
昔の日本人だったら頑張ってる人への応援のコメントで溢れてただろうに...。民度が落ちたな。
本当にそう願いたいけれど、浅間山の大噴火/天明の大飢饉では避難者(飢餓難民)が江戸に向かう途中で人肉まで食べた記録が残っています。
豊かな土地だから落差が激しくなるでしょう。恐らく日本国民の半数は国産木材/本漆塗りの輪島塗りを組みで買う余裕は無い思います。
輪島の現在地にこだわらず、復興をめざす選択肢も検討したほうが良いと思います。
日本の文化が😢
京都/西陣織の2月の川での洗い作業など厳しい仕事は人手不足で北朝鮮労働者無しには不可能と言われています(30年前情報)。西陣織は分業制の極みの一つですね。
今、一生懸命工事をしてるけどもう少し時間がかかるよ。
復興させる為には5年はかかると思います。
水道復旧は最優先でしてるから
金額が少ないのではないか?
ま〜復興が先でしょう💢それからでしょう,
自分の好きなことをやることは大事。
国は支援しないけど。
輪島塗どころか石川の工芸品の値段の説明はできても、中身の説明できるひといなさそうだと絶望してから長い。
輪島にこだわるのは、お目めまっかっかのものもらいだからじゃないのかの推定する
物は滅んでも技は残る。
岸田は他人事です。何でこんな奴が首相の時に災害が起こったのか…せめて安倍さんさえいたら…
1000万円かぁ選挙対策だなぁ。他に事業所に最大15億の補助もあるから、地震保険入っている意味ない。
まずは、普通のひとの生活をなんとかしてください。
天皇及び皇室じゃないんだから、強いものしか残りません。
何処で何を買ったら良いのですか?頑張って所有者の誇りを作り続けて下さい😊